安田昌夫は自宅に大量の本を所持している。どうやら家族から受け継がれてきた本たちのようで、安田昌夫自身何冊あるのか、どれだけ読めたのか把握していないそうだ。ハリーポッターに出てくる学校でも、大量の本が並べられただだっ広い図書館が出てきている。広さこそ届いていなくとも、本の数を見れば一般家庭にある量をゆうに超えている。本好きを自称する人や、大学の教授すら凌駕していそうなほどの量なのだ。
私も本を読む方だが、さすがに限度があると思ってしまうくらいだった。ただ敗北感というものはなく、ここまで突き抜けてしまえばいっそすがすがしい。そう思えてしまうほどの本が安田昌夫の家にはある。
一つもったいないと思ったのは、きちんと整理されていないということだ。数が多すぎて収納しきれていないのが原因だとおもう。本の種類も様々で、文庫本やハードカバーはそれぞれでまとめられずいっしょくたにされている。ジャンルで言ってしまえばそれこそオールジャンルだ。きちんとまとめられていないものを見るとむずむずするという自分の性格もあり、いつかどうにかして整理したいと計画、というよりも企んでいる。せめてジャンル別や50音順にでもすれば少しは管理しやすいのではないかと思った。
なんだか本の話をするはずが収納や整理の話になってしまった。天は二物を与えないというが、マジシャンとして手先の器用さをいかんなく発揮しているのに整理ができない安田昌夫という男を見ていると、それも納得かと自分の中で解決してしまった。
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